厳選!イギリス英語教材

 

英語教育のプロに教えてもらったおすすめのイギリス英語系の教材の数々。その中でも特に評判の高いものをと~っても悩みながら、
各レベル/用途ごとに一冊ずつにまで絞りこみました!
わたし自身も使ってみてよかったものばかりです。

惜しくも厳選!からはもれたものの、優秀なものは 『おすすめ!イギリス英語教材』 に順次 up していくのでそちらも参考にしてください。

初級 … 数をこなそう (★★★★☆)

「習うより慣れろ」という通り、英語上達のためにはとにかく数をこなすのが大切。文法などの理屈から固めるのもいいけれど、同時に量を読まないと。
イギリスの小学校でも導入されているそんな『多読 (Extensive Reading)』メソッドは、ネイティブが実践している確実さが売り!

『多読』で有名な “Penguin Readers” シリーズ なら、古典文学から最近映画化されたようなモダンなものまでと作品数が多いので、何かしら自分の興味のある1冊を見つけられる。しかも1冊1冊が薄いため、飽きがこなく読み切ることができて、早く次の作品を読みたい気分に。
なので 数をこなすのが苦にならず、「勉強している」という重苦しさを感じることなく、気がつくと英語が上達 しています(詳細は『多読(extensive reading)のススメ』で)

Easystarts から Level6 まで7つのレベルに分かれているので自分に合ったものを選ぶこと『レベル別、イギリス英語の勉強方法』 の『自分のレベルに合った本を選ぶ方法』参照)
イギリス英語で書かれているかどうかは、Penguin Readers のホームページに行くか、アマゾンの個別商品ページの「商品の説明>内容説明>British English」を確認すればOK 。
何十冊も読むつもりでチャレンジ!

中級 … 古典的英文法テキスト(★★★★.5)

英語教材でベストセラー常連の本書。

パッと本を開くとそこは、ま・さ・に、英会話教室の雰囲気。
まず左ページに英文法の用法の説明がされ、例があげられ、そして右ページにはそれに沿って理解度の確認のためのドリルがある。いかにもな挿絵も散りばめられ、「ま・さ・に、英会話教室のテキスト!」な、いわゆる典型的な英語学習書。

しっかり系統立てた構成なので、順を追ってきちんと単元をクリアしていけば英文法の基礎は理解できる、鉄壁なつくりの 独学本

副題の “A Self-Study Reference and Practice Book” に違わず、練習問題をこなしながらの独学 が好きな英語中級者には、ドリルが充実している “English Grammar in Use: A Self-Study Practice Book for Intermediate Learners” は多分ベストな選択。
ちなみにわたしが持っているのは第二版だけど、この第三版は CD-ROM も付いているうえに、色使いやレイアウトにも工夫がされてるようで視覚的に前よりわかりやすく、格段にパワーアップした模様。

上級 … 厳選!の1冊 (★★★★★)

「英語テキストを1冊だけお薦めするとしたら?」と、英語教授のプロに困った質問をして、その返事がこれ。

“Practical English Usage” (Michael Swan著)は Oxford University Press 出版の納得の良書で、アマゾンのレビューでも評判が高い。生徒だけでなく、英語教授の先生サイドでも評判が高く、お薦めテキストになってることが多い。

『自然な英語』を目指す英語学習者にぴったりに、”standard modern everyday British English…illustrated with realistic examples of current usage“(Introductionより抜粋)を取り扱っていて、“practical”(実用的)であることを目的としているとも明記。
そして、その宣言に違わない内容の濃さとなっている。

ある程度のレベルには到達したけれども、そこから伸び悩んでいる…といった中上級~上級者用。英語で英語を勉強します。

英英辞典 … 一目惚れ! (★★★★★)

イギリスの大学院に留学してまずはじめにさせられたのが、辞書選び。「相性の良い辞書選びが何より大事!」と4、5種類の英英辞典を山積みされて較べさせられたときに一目惚れして即わたしが購入したのがこれ(の当時の最新版だった第2版)。
いまだにお気に入りで、なぜかウチに3冊も?!

使いやすさでピカいち!
まず、文章が他の英英辞典のように堅苦しくなくて、とてもとっつき易い。
例文はコーパス(実際に使われた生の英文の膨大な集積データ)から引っ張ってきているため、まさに生きた自然な英語の見本でニュアンスが掴みやすく、ライティングの時に特に本領を発揮。そのため、英語を書くことを目的としたひとに特にお薦め。使い勝手がだんとつに良く、他の学者系(?)辞典にくらべ、肩がこらずに使えます。

「英英辞典なんてどれも同じ」と思っているひと(わたしも昔はそうだった)には、“Collins COBUILD Advanced Learner’s Dictionary” はぜひ一度試して欲しい1冊。

おもしろい読み物 (★★★★☆)

「イギリス英語とはこういうものか」おもしろおかしく学ぶならこれ。イギリス人と一緒に読むと大爆笑で2倍楽しめるはず。

まじめに英語を勉強するための本ではないけれど、「へぇ」満載。英語の種類や発展の背景なども書かれており、雑学・豆知識本的な位置づけ。
『英語』のテキストには足りないとはいえ、英語は確立できていて「あとは『イギリス』英語に切り替えるだけ」というひとには参考になる。

この本を入手してしばらくは、邪鬼にイギリスの方言で話しかけて大笑いさせるゲームがウチで流行りました。『イギリス英語 Total Book』、使い方次第でかなり楽しめます。

リアルなイギリスの姿 (★★★★☆)

おまけでイギリス文化の本もご紹介。英語の参考書ではないのであしからず。

『イギリス英語とアメリカ英語の違い』でもチラッと触れたこの本、現代のリアルなイギリス人気質や文化についてユーモアたっぷりに教えてくれます。

ひとコマ風刺漫画の形式となっているのでイラストがメイン。各イラストには解説がついていますが、文章量は多くはなく、英語のレベルも高くはないのでサクッと読めます。

在英経験のある人が読めば「あるあるー!」となること間違いなしの、英国人の国民性をうまく描いた絵本です。
初めての渡英を考えているひとの心構えにもいいかも。

“The How to be British Collection”、ブリティッシュ・ユーモアが味わえる笑える一冊です。