< イギリスに行く前に >

フル・モンティ (The Full Monty)

■ “フル・モンティ” = “すっぽんぽん”

舞台は、むかし鉄鋼産業で栄えた工業都市シェフィールド。いまや不況で街には失業者があふれ、ガズ( ロバート・カーライル)も製鉄所の閉鎖で失業。 しかも養育費が工面できないために、愛息子ネイサンの親権までも無くしそう。

で、Chippendale'sに群がる女性陣を見て、彼は手っ取り早くお金を稼ぐために、仲間を集めてストリップショーをすることを思いつきます。
ガズのダメ男集団、プロと違い 肉体美も顔もウリにならないので、客集めのために文字通り “身体をはって” 、
『フル・モンティ (すっぽんぽん)』 で…。

■ ハリウッドと対極をなす、日常

哀愁漂いまくりの映画です。「うんうん、そうだよね。人生ってそんなもんだよね。」としみじみします。 キャラは、美しいハリウッド人種を見慣れてしまっているとびっくりしてしまうような、そこらへんに普通にいるおやじやおばちゃんたち。

失業しても自然体で、悩みながらも日々明るく生きていく
ワーキングクラス層のコメディー
で、彼らのたくましさがとにかく良いです。

■ 日々のなかにも映画がある

フル・モンティ

背水の陣の覚悟で挑むストリップショーだけれど、それでもやっぱりいろんなコンプレックスのせいで、踏み切るのがためらわれ…。

男性ならではの悩みのあれこれが語られ、笑わせてくれます。 オーディションシーンではそれぞれが自分の長所(?)を披露(笑)

かつての上司と肩を並べて和気あいあい(?)とみんなで就職活動(?)したり、一緒に失業手当の受付に並んだり(このシーン好きです^^)…ちょっと日本ではお目にかかれないような連帯感もいい味だしてます。

息子を愛して止まないパパと、パパ大好きの息子。
親権キープのために思いついたストリップショーだけど、そんな自分の親をみて恥ずかしくなっちゃうネイサンの気持ちもよくわかる。
でも、結局パパを信じているんだよね…。

要所要所で流れる懐かしのダンスナンバーも絶妙!

メンバーはちゃんと揃うのか?本当に最後の “フル・モンティ” までいくのか?そして何より、わたし達にも見せてもらえるのか(笑)?

■ 噛むほどに味のでる映画

気取りのない、ありのままのイギリスそのままの姿が見られます。
不況・高失業率・再就職意欲のない失業者への手当て給付・ゲイ・離婚・親権問題…なんのその。

問題は山積みだけど、なんとかなるさ〜!な あの姿勢。

どん底でも からっとめげないあのたくましさはくせになります。 また観たくなる映画です。

2006/12/15



『国際結婚ママ』TOPへ