Dec 232011
 

SATs 騒動、いい加減にして欲しいですね。
生徒たちにここまでテストの準備をさせておきながら、5月10日の実施を目前にひかえたこの時期になって、「The National Association of Head Teachers(全英学校長協会)と National Union of Teachers(全英教職員組合)の決議により大規模なボイコットが予想されます」と言われても

SATs (サッツと読みます)とは Standard Assessment Tests の略で、イギリスで行われる学力診断テストの一種。
もともとは Year 2(7歳)・6(11歳)・9(14歳)の生徒の学力評価を目的として、重要視されているコア3科目である英語・算数・理科の学力テストを課すものだったそうです。

SATsの準備に
ウチは KS2 Success Revision Guide

それが、先生たちの抵抗を受けたせいで、現在ではかなり縮小。
まず理科のテストは全面廃止。そして Year 9 は SATs 全面廃止で先生評価に切り替え。Year 2 はテストを援用するものの学校の先生による評価が主体なため、地味な SATs で、ウチなどはこどもがテストを受けていたことすら知らなかったくらい。

そんなわけで SATs が全国統一学力テストの威厳を保っているのは唯一 Year 6 のみ。
でもその最後の砦の Year 6 も、数千校におよぶといわれる今回の全国規模の SATs ボイコット運動のせいで今年の実施が危うい状況。

現時点ではイギリスの学校17000校中の半数以上がボイコットに参加すると報告されています。

ふだんは学力レベルのアップに無関心なイギリスの学校。でも全国統一の学力テストということで結果が点数でモロ出てしまうこの SATs は、学校別成績一覧表(league table)に反映され 学校の評価に直につながる ため、校長先生は必死です。

いつも相当リラックスモードのイギリスの学校が、SATs の時期には目の色変えて、保護者説明および参考書販売会や補習クラス(成績の低い生徒用)や特別クラス(成績の良い生徒用)をひらき、授業も過去問を解くことに集中。
かれらの呑気さにいつもヤキモキさせられてる日本人保護者としては、「やっとやる気になってくれたのね」と頼もしく傍観していたのに。

とはいえ政府も黙っていない。
今回のこのボイコットに参加した学校長には懲戒処分を課すだの、学校の理事には SATs を確実に実施する義務があるとして、当日 SATs の実施を拒否する学校長は家に帰して代理の者をたてるなどの対策をとるようにとの通知を発送。

テストを実施しても組合から追放されることは無く、実際には判断は個々の学校長に委ねられているとのことだけど、果たして八重の学校の校長先生はどう出るか・・・。英語と算数に強いと自負している学校なので、たぶん中止はないだろうとわたしは踏んでいるのだけれど。

先行き不透明な現状に、イギリスではいま、60万人もの6年生が振り回されています。

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