すろ〜・らいふ

『絵本パパラギ』元祖カルチャーショック

“ パパラギ ” って知っていますか?

“空の穴から来た人”
という意味で、白人を指す言葉だそうです。

サモアを初めて訪問した西洋人達が海から帆船で来たため、サモアの人たちには、あおい空にぽっかりあいた白い穴から来たように見えたそうです。
(なんか、ほんわかですねえ^^ )

そのサモアの酋長ツイアビが、 西洋に連れて行かれて見た “文明” について、彼のひとびとに語りかけたことばの抜粋が 『絵本パパラギ』 という本になっています。

絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと

彼の素朴なことばが、和田誠さんのこれまたシンプルな画でかざられています。

わたし達には恵みの “文明” も、ツイアビの目を通すと、ひとが世の中を自ら住みにくくし、自発的にふしあわせになる元凶でありながらも何故か崇め奉られる、謎なものだったようです。

時間や家やお金や知識。そんなわたし達の身のまわりの当たり前のものは、ツイアビの目を通すとどう見えていたのか…?

“文明” を紹介してくれたパパラギの意図とは裏腹に、ツイアビにとってそれは、学び取りたい “しあわせのための人間の発展” ではなく、“反面教師” となりました。

朴訥とした語り口にシンプルな画が調和して、とても印象深い本です。「出会えてよかった」と思える一冊。

ツイアビの目に映るわたしたちの世界が、どんなに不思議なものだったか、知りたくないですか?

『絵本パパラギ』は、自分を日常のなかに見失いそうになったときに読みたい本です。

2007/01/12

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